Markdownの打ち消し線・下線・文字色の書き方

「打ち消し線はどう書く?」「文字を赤くしたいのにできない」— Markdown(マークダウン)の文字装飾は、標準でできるもの・HTMLの力を借りるもの・環境的に不可能なものの3層に分かれます。この整理を知らないと「書いたのに反映されない」で延々ハマります。このページで全部整理しました。表示は無料のMarkdownビューアーで確認できます。

文字装飾の対応早見表
装飾書き方使える場所
太字**テキスト**ほぼすべて(標準記法)
斜体*テキスト*ほぼすべて(標準記法)
打ち消し線~~テキスト~~GFM対応サービス(GitHub・Qiita・Zenn等)
下線<u>テキスト</u>HTMLタグ可のサービス
文字色<span style="color:red">style属性可の環境のみ(かなり限られる)
文字サイズ見出し記法 or CSS記法としては存在しない

打ち消し線(~~)の書き方

チルダ2つ(~~)で挟むと打ち消し線になります。訂正の履歴を残す、旧情報を見せ消しにする、といった用途で使います。

書き方
価格は ~~1,200円~~ **980円** になりました。
表示結果

価格は 1,200円 980円 になりました。

打ち消し線はGFM(GitHub Flavored Markdown)の拡張記法です。GitHub・Qiita・Zenn・Discord・Notionなど主要サービスで使えますが、素のCommonMarkにはないため、一部の変換ツールでは効かないことがあります(Slackは ~1つ で挟む独自仕様)。チルダの入力は、JIS配列では Shift+(^のキー)です。

下線(アンダーライン)の書き方

下線はMarkdown標準記法に存在しません。HTMLタグが使える環境であれば、次のように書きます。

書き方
ここに <u>下線</u> を引きます。
表示結果

ここに 下線 を引きます。

ただしWebの文章では、下線=リンクという強い慣習があります。下線付きなのにクリックできないテキストは読者を混乱させるため、強調目的なら太字(**)の方が適切です。下線は「書式として下線が要求される場面」(校正指示の再現など)に限定するのがおすすめです。

文字色の変え方と「使えない環境」の現実

文字色もMarkdown標準記法にはありません。HTMLの style 属性が使える環境でのみ、次の書き方ができます。

書き方(style属性が許可された環境のみ)
<span style="color: #e11d48;">赤字の注意書き</span>
表示結果

赤字の注意書き

重要なのは、主要サービスの多くでこれが使えないことです。

サービス文字色の変更理由・備考
GitHub不可セキュリティのためstyle属性を除去
Qiita / Zenn不可同上(サニタイズされる)
Notion記法では不可UIの文字色メニューで変更(Markdownではない)
はてなブログ・WordPressHTML編集でstyle属性が書ける
自サイト・変換ツールCSS/HTMLを自分で制御できる
「文字色を変えるMarkdownを書いたのにGitHubで反映されない」のは仕様であり、書き方の問題ではありません。反映されない環境では、次節の代替テクニックを使ってください。

文字サイズを変えたいとき

文字サイズの記法も存在しません。考え方は2通りです。

Markdown Viewerでは、H1〜H3・本文それぞれの文字サイズをスライダーで調整して、結果をCSSとしてコピーできます。「本文だけ少し大きくしたい」といったブログの読みやすさ調整に便利です。

装飾が使えない環境での代替テクニック

GitHubのREADMEなど「太字・斜体・打ち消し線しか使えない」環境で目立たせたいときの、実用的な代替手段です。

やりたかったこと代替手段
赤字で警告絵文字+太字⚠️ **注意**:この操作は取り消せません
色付きの補足ボックスGitHubのアラート記法> [!WARNING]引用の記事参照)
マーカー(蛍光ペン)インラインコード`重要な語句` は背景色付きで表示される
大きな文字見出し記法## セクション名
バッジ風の装飾shields.io等のバッジ画像READMEの定番手法

どの装飾がどう表示されるか、試しませんか?
貼り付けるだけで即プレビュー。文字色やサイズはスタイル調整パネルからCSSとして出力できます。

無料のMarkdownビューアーを開く

よくある質問

~~を書いたのに打ち消し線にならず、そのまま表示されます

チルダが全角(~)になっているか、表示先がGFM非対応かのどちらかです。半角チルダ2つ(~~)で挟んでいるか確認し、それでもだめなら <del> タグ(<s> でも可)を試してください。

太字と下線を同時に使えますか?

使えます。<u>**重要**</u> のようにHTMLタグとMarkdown記法は入れ子にできます(HTMLタグ内でMarkdownが効かないパーサーもあるため、その場合は <u><strong>重要</strong></u> と全部HTMLで書きます)。

ChatGPTの回答に~~が出てきました。これは何ですか?

打ち消し線の記法です。AIの回答はMarkdown形式なので、ビューアーに貼れば意図どおりの見た目(打ち消し線付き)で確認できます。

蛍光マーカーの「==テキスト==」という記法を見かけました

Obsidianなど一部ツールの拡張記法(ハイライト)です。標準記法ではないため、GitHub等では機能しません。互換性が必要な文書では使わない方が安全です。

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