README.mdの書き方入門 — テンプレート付き
README.md はプロジェクトの「顔」です。GitHubでリポジトリを開いた人が最初に読む場所であり、ここで使い方が分からなければ、コードがどれだけ良くても使ってもらえません。このページでは、そのまま使えるテンプレートと、各セクションの書き方のコツをまとめました。書きながらの表示確認は無料のMarkdownビューアーでどうぞ。
README.mdの基本(置き場所と表示の仕組み)
README.md をリポジトリのルート(一番上の階層)に置くと、GitHub・GitLabなどはリポジトリページの下部に自動で整形表示します。ファイル名は慣習で大文字の README.md とします。
- フォルダごとに置ける —
docs/README.mdはそのフォルダを開いたときに表示される - プロフィールにも使える — 自分のユーザー名と同名のリポジトリの README は、GitHubプロフィールページに表示される
- GitHubのREADME表示はGFM(GitHub Flavored Markdown)でレンダリングされ、表・チェックボックス・打ち消し線などの拡張記法が使える
コピペで使えるテンプレート
個人開発・社内ツール程度の規模なら、この構成で十分です。
# プロジェクト名 プロジェクトの説明を1〜2文で。何をするもので、誰の何を解決するのか。  ## 特徴 - 特徴1(例:インストール不要で動く) - 特徴2(例:外部にデータを送らない) - 特徴3 ## 必要環境 - Node.js 20以上 - macOS / Windows / Linux ## インストール ```bash git clone https://github.com/user/repo.git cd repo npm install ``` ## 使い方 ```bash npm run dev ``` ブラウザで http://localhost:5173 を開きます。 ## ライセンス MIT License
- 冒頭1〜2文で「何ができるか」を言い切る
- コマンドは必ずコードブロックに
- スクリーンショットは上の方に(読む前に「見せる」)
- 書けない項目は消す(空セクションを残さない)
各セクションの書き方のコツ
タイトルと概要 — 最重要の2行
読者は概要の1〜2文で「自分に関係あるか」を判断します。「◯◯を△△するツール」の形で、機能ではなく解決することを書きます。「Reactで作ったアプリです」は概要ではありません。
インストール・使い方 — コピペで動くことが正義
手順は上から順にコピペすれば動く状態にします。コマンドはコードブロック(```bash)に入れ、実行結果の例も載せると親切です。前提条件(Nodeのバージョン等)は手順の前に書きます。
ライセンス — 1行でも必ず書く
ライセンスの記載がないコードは、法的には「使ってよいか不明」な状態です。公開リポジトリなら MIT などを明記し、LICENSE ファイルも置きます。
バッジ・スクリーンショットで見栄えを上げる
バッジ
READMEの冒頭でよく見る小さなラベル画像は「バッジ」で、shields.io というサービスで生成するのが定番です。
 
ライセンス・対応バージョン・CIの状態など、3〜5個までが見やすい範囲です。並べすぎると逆に素人っぽくなります。
スクリーンショット・GIF
UIのあるプロジェクトでは、スクリーンショット1枚で説明文10行分の価値があります。画像はリポジトリ内(docs/ フォルダ等)に置き、相対パスで参照します。サイズ調整は <img src="..." width="600"> とHTMLタグを使います(画像の書き方参照)。動きを見せたいときはGIFや短い動画(GitHubは動画の埋め込みにも対応)が効果的です。
日本語READMEの注意点
- 改行の仕様に注意 — GitHubのREADMEではEnter1回の改行は表示に反映されません。段落は空行で分けます(改行の記事参照)
- 見出しへのリンク(目次) — 日本語見出しへのアンカーリンクは
#見出しテキストがそのまま使えます(例:[使い方へ](#使い方)) - 英語版の用意 — 海外ユーザーも想定するなら
README.mdを英語、README.ja.mdを日本語にして相互リンクするのが定番です
READMEを書きながら表示確認しませんか?
GitHubにpushする前に、貼り付けるだけで整形結果をチェックできます。
よくある質問
READMEに目次は必要ですか?
スクロールが2〜3画面を超えるなら付ける価値があります。なお、GitHubは見出し構成から自動生成される目次メニュー(ファイル表示の右上)も備えているため、短いREADMEなら手書きの目次は不要です。
センター寄せのおしゃれなREADMEはどう作るのですか?
冒頭のロゴやバッジのセンター寄せは <div align="center">...</div> というHTMLタグで実現されています。GitHubは align 属性を許可しているため機能します(style属性は使えません。装飾の記事参照)。
READMEが長くなりすぎたら?
READMEには「概要・導入・最小の使い方」だけを残し、詳細は docs/ フォルダの別Markdownファイルに分けて相対リンクで誘導します。READMEは玄関、docsは書斎という役割分担です。
関連ガイド
- Markdown記法一覧【チートシート】
- コードブロック・インラインコードの書き方
- リンク・画像の書き方 — サイズ指定・画像リンク
- 改行できない・されない時の対処法